ノー・タイム・トゥ・ダイ アストンマーチン・DB5

 熱烈な007ジェームズ・ボンド・ファン、そして英国の名門、アストンマーティン・ファンの方々に朗報です。
私たちのコレクションに、「007ボンドカー・コレクション」が仲間入りすることを予告した昨年のクリスマス・ビデオを覚えていらっしゃいますでしょうか?(ビデオを見逃した方はこちらからご覧いただけます)。

ジェームズ・ボンドが愛した「007ボンドカー」は、映画の栄光を伝えるキーアイテムであると同時に、全世界のスポーツカー・ファンにとっても魅力的なコレクションです。 Agora Models ではボンドカーを可能な限りディテールまで再現。スタイリングはもちろん、ボンドカーの特徴である“秘密兵器”まで忠実に再現した1:8スケール模型を作ることを目指しました。

映えある、その第一号は、アストンマーティンDB5です。

DB5は、ボンドカーと聞いて、誰もが最初に思い浮かべるクルマに違いありません。1964年製作(日本公開1965年)の第3作「007/ゴールドフィンガー」に、ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドの相棒として登場し大活躍。強い印象を残し、映画007シリーズのアイコンとなりました。ボンドが属するイギリス情報局秘密情報部(M16)の秘密兵器開発主任である「Q」が開発した秘密兵器を搭載した初のモデルとしても知られています。

DB5は、007ジェームズ・ボンドを象徴するモデルであると同時に、1913年創業のブリティッシュ・スポーツカー界の名門、アストンマーティンに世界的な名声を与えたエポックカーでもあります。それが証拠に、アストンマーティンは、2020年、DB5が最後にラインオフしてから55年が過ぎたのを記念して、「DB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」を世界限定25台生産したほどです。限定車は、アストンマーティンのヘリーテージ部門であるアストンマーティン・ワークスが、映画007シリーズの製作会社であるイーオン・プロダクションズとの共同プロジェクトとして復刻製造を行なったモデルで、当時の秘密兵器を含めて再現。熟練の職人の手によって1台あたり4500時間をかけて製造され、275万ポンド(税別)もの高額で販売されました。

モデルカーは、2021年の名作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(シリーズ第25作)にダニエル・クレイグ扮するジェームズ・ボンドのドライビングで登場したDB5を忠実に再現しています。

ノータイム・トウ・ダイは、DB5に乗ったボンドとマデリーン・スワンがイタリアに向かうところから始まります。すぐにスペクターがボンドの尾行を開始し、古代のマテーラの狭い通りでダイナミックなカーアクションを繰り広げます。DB5のまきびし型爆弾や、ヘッドライトに潜ませたマシンガンなどの秘密兵器が印象的でした。
ちなみに、ゴールドフィンガーで初登場したDB5はジェームズ・ボンドに最も愛されたクルマであり、17作以降の作品では、ボンドがM16から払い下げを受けたプライベートカーという設定になっています。つまりノータイム・トウ・ダイに出演したDB5は、ゴールドフィンガーのDB5と同一モデル。違いは、ゴールドフィンガーでは、M16から与えられたクルマでしたが、ノータイム・トウ・ダイでは、ボンドの愛車ということ。私たちは、ゴールドフィンガーの時よりも、ボンドの愛情が注がれた価値ある1台であると考えています。

コレクションは、イアン・フレミング財団とアストン・マーティンの全面的な支援のもと、ボンドカーの実車をさまざまな角度からレーザースキャンしました。訪れたのは「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」のDB5を含め9台の象徴的なボンドカー、ガジェット、衣装が展示されていたロサンゼルスのピーターセン自動車博物館です。

このスキャン作業は、実に心躍る体験でした。ジェームズ・ボンドがドライブしたシルバーのアストンマーティンDB5は、機関銃の銃弾跡やボディに残る数々の傷によってオープニングのアクション・シーンの興奮と、本物であることを伝えてきました。



ノータイム・トウ・ダイで活躍したDB5は、まきびし型爆弾や、ヘッドライトに潜ませたマシンガンなど新旧DB5両方の秘密兵器が搭載されていました

ヘッドライトから発射されるM134ミニマシンガン
防弾ガラスとリアボードパネル
タイヤスラッシャー(敵のタイヤ破損システム/まきびし型爆弾)
マイン・ディスペンサー
ルーフハッチ付きエジェクターシート
GPSシステム
ダッシュボードアームレストコントロール

アゴラの技術者にとって最大の挑戦はミニガンの再現でした。ナショナル・モーター・ミュージアムの専門家と一緒に最初に検討したところ、「実現はほぼ不可能」という反応でした。スケールモデルのヘッドライトの狭いスペースには、各種の電子機器と、回転する機関銃の砲身に必要なモーターを収めることができないと判断されたからです。

しかし、スケールモデリング技術の次世代化を目指しエンジニアは、さまざまな工夫と努力を傾注しました。その結果、幾たびかの挫折を経て、“格納可能で回転するミニガンを備えたヘッドライト”という私たちの夢が実現しました。この成果を私たちはとても誇りに思っています。私たちのプレビューを楽しんでいただければ幸いです。

もっと詳しく知る

These CAD Images have been used to create approximately 500 parts (excluding screws) that will form a kit from which an identical replica model of the DB5 can be built at 1:8 scale. The pre-painted parts, expertly applied by our paint technicians using a combination of electrostatic painting and hand painting, guarantee a finished model that anyone capable of wielding a screw driver can enjoy the pleasure of building.

最新情報をお見逃しなく

下のボタンをクリックして、Agora Modelsの最新モデルの発売情報、ニュース、最新情報 を受け取りましょう。

+ ニュースレターを購読すると、アゴラ・アドバンテージ・クラブ・ポイントを50ポイント進呈!