ゴールドDB5の製作
Goldfingerの60周年を祝うために、私たちは特別なものを作りたいと思いました。Agora Modelsではモデルカーの製作にはかなりの専門知識を持っており、映画はもちろん金が全てですので、24カラットの金の車を作ることは想像力を大いに広げることではありませんでした！
最初から、このキットをたった7つだけ作ることに決めました。それによって、排他性と希少性を保つことができます - おそらく世界で最も排他的なモデルキットです！ 数量を7つに限定することで、金メッキのプロセスを個々の職人に任せることができます - ここでは大量生産は行いません！
モデルに金メッキを施すアイデアは単純かもしれませんが、実際のプロセスは決して単純ではありません！ 私たちはいくつかのフードと1つの完全なプロトタイプをメッキするなど、開発のいくつかの段階を完了しました。最終的な7つを作る前に、プロトタイプと最終製品の間の何かである2つの「アートサンプル」もテストします（これらの2つのアートサンプルはEON Productionsがその金庫に保管します！）
準備
プロセスの最初の段階は、キットのどの部分を金メッキするかを特定することです。私はただの金塊になることは望まず、むしろ金のボディがアストンマーチンのバッジのディテールを際立たせ、美しいクロームのバンパー、ドアハンドル、トリムを見せるモデルを想像していました。
そのため、ボディの基本的なベースを金でメッキする計画を立てましたが、クロームはそのままの仕上がりで残すことで、金/銀のツートン効果を出すことにしました。
この基盤に基づき、プライマーや塗料が適用される前に、さらにボディの部分を分離しました。この生の形で、私たちは任意の欠陥を取り除き、表面を滑らかに磨くことができます。金メッキはかなり容赦のないプロセスであり、表面の不規則性は金の反射的で超滑らかな仕上がりによって実際に強調されることを学びました。
金属表面にペイントがプライマーを必要とするのと同様に、私たちも金のためのプライミングプロセスを行う必要があります。
基本金属の準備が整った後、さらに2つの金属コートが適用されます - 一つはニッケル、もう一つは銅です。これらの二つのコートは、基本金属からの浸出を防ぎ、金の優れた接着を提供し、完成したモデルの最適な美観を保証します。
各層を追加する前に、表面は徹底的にクリーニングされ、ほこりの粒子が取り除かれなければなりません。なぜなら、どんな小さな不備も厳しい検査の下で目立つからです。このクリーニングプロセスはまた、任意の油や洗浄化学残留物を除去します。
最初の検査
金メッキ処理の後、プロトタイプ部品は検査の準備が整いました。
私たちの貴金属パートナーであるセントポールズ・ミントは、通常、コインやメダルの取り扱いに慣れていますが、このような大きなものに対応するのは初めてなので、プロトタイプでのテストランは非常に必要な段階でした。そして、長年金を扱ってきた熟練の職人たちも、最終的な成果に非常に感銘を受けたと報告できることを嬉しく思います！
金は非常に光り輝いていて、周囲の部屋の反射がない写真を撮るのが実際にとても難しいです。まるで鏡を撮影しているようです！
完成したモデルを見ただけでは明らかではないが、すべての部品が全面的に金メッキされていることを指摘する価値があります。つまり、ボディワークの内側と外側の両面がこの驚くべき仕上がりを示しています。
各モデラーに、内部のトリムコンポーネントでどれだけ金を覆うかを決めていただきます！
ドライバー側のドアの構築
Agora Modelsでは「本物」の車の構造をできるだけ再現しようと努めており、ここにドライバー側のドアの構築過程のいくつかの画像があります。これらの画像からは、最終的に見えなくなる車の部分でさえも金メッキされていることがわかります。下のギャラリーでは、窓がドアパネルの内側に取り付けられている様子が示されています。この時点でドアパネル全体が金メッキされているのが見て取れます。
内部ドアパネルの構築後、ドアトリムの最終部分が取り付けられます。Goldfinger DB5で使用されている特定のグレー色は「エレファントグレー」です。
ドアにはボンドの秘密の電話を収納するための追加のコンパートメントがあります。1964年には、車内に電話を持っているのはトップシークレットエージェントだけでした！
外側では、ドアハンドルと窓のトリムがクローム仕上げを保持しており、金色と美しく対照をなし、細部にわたるこだわりを際立たせています。
なぜ青い手袋なのか？
写真撮影で私が白い綿の手袋を着用しているのを期待していたかもしれませんね。反射する表面の金を扱う時、手の油が表面に移り、その後磨き取らなければならない汚れを引き起こすことが容易です。その解決策として、モデルを組み立てる際にはゴム製の外科手袋を着用します。従来の白い綿の手袋と違って、外科手袋は油分に対する完全な障壁を作り出し、それに加えて無粉末でなければなりません！
確かに、いくつかの宣伝写真では私が白い綿の手袋を着用しているのが見られますが、安心してください、そのより写真映えする手袋の下には、安全のために信頼できる青い無粉末手袋があります！
展示中
2024年の秋からクリスマスまで、プロトタイプモデルがThe 007 Bar & Boutiqueのウィンドウに展示されますので、ロンドンにいるならぜひ立ち寄ってご覧になり、ついでにボトカ・マティーニをお楽しみください... もちろんシェイクン、スタードではありません！
The 007は以下の場所にあります：
The Burlington Arcade、51 Piccadilly, London, W1J 0QJ
